三連休パスで乗りつぶし記

プロローグ

今回使用したきっぷは「三連休パス」。3日間JR東日本管内の特急&新幹線の指定席に乗り放題で、お値段24,000円。ただしJR東日本エリアでしか売っていないので、スキーで長野へ行く連中にお願いして買ってきていただきました(お手数かけてしまって申し訳ない。ありがとう。>スキー組各位)。前の週には姉妹商品「JR東日本パス」(1日用8,000円・2日用12,000円)が発売され、特急列車は大混雑との話を聞いていたので、ちょっと心配になりつつも、こちらはJR東日本パスほど使いやすくはないと思ってました。

3月21日(金・祝) 1日目

夜行で出発です。当初は臨時大垣夜行で東京入りを考えており(ながらの指定券は取れず)、そのための行程も作成していたのですが、寝台特急「あけぼの」が満席と聞き修正を迫られ、かつ臨時夜行は運転しないことに出発数時間前に気づく(俺ともあろうものが)というへまをやらかしたので、当初行程を捨て、ちくまで出発することにしました。

kei氏宅へ切符を取りに行き(実は大慌て)、そのまま千種駅へ。フリー区間の入り口である塩尻駅まで普通に切符を買います。お値段3,400円(乗車券2,350円+急行券1,050円)は、18きっぷと比較してもさほど高くはありません(ながらの場合、18きっぷ2,300円+刈谷まで460円)。18族がいない分、快適というわけです。駅員によれば、いつもは6両のところを今日は8両で運転とのこと。でも自由席の両数は変わりません。連休前なので混むだろうとは思っていましたが、席にありつけると思っていました。ところが、甘かった。結果的に、松本まで通路に座り込むことになりました。木曽福島でそんなに長い間停まってないでください・・・・・・。

仕方ないので、座り込んだ状態でプランを練ります。あーだこーだと考えたあげく、1日目の行程を決めました。というより、1日目しか決まりませんでした。

5:41長野駅着。6:00発「あさま500号」の指定券を取ろうとすると、満席。高崎まででもダメ。その先の「とき」もダメ。その間も、ちくまに乗っていた人々が新幹線ホームへなだれ込んでいきます。おそろしや、おそろしや。こんな朝っぱらから、なんて暇人が多いのでしょう。このままでは座れないと思い、自分も新幹線ホームへ。寒い・・・・・・。

結局「あさま500号」は長野駅で6割ほどの座席が埋まり、佐久平までには9割方埋まっていました(その先は夢の中なので知らない)。そして、高崎で乗り換える「とき301号」(E2系はやて編成)は、何と5分の遅れ。原因は混雑にあると考えられます。案の定、自由席は通路まですし詰め。越後湯沢でかなりの人が降りたものの、まだ立ち客が出る有様でした。浦佐で席にありつき、夢の中へ。

新潟で8:31発「いなほ1号」に乗ります。終点・秋田まで乗り通すので是非とも指定券が欲しかったのですが、発券してもらう時間などなく、とりあえず自由席へ。座れました(嬉)。車窓を眺めたり、まどろんだり。

面倒になってきたのでいい加減に書きます。秋田では稲庭うどんを賞味しました。ただの稲庭うどんでなく、ギバサ稲庭うどん。海藻らしいです。

男鹿線を往復しました。乗りつぶしのためです。かつて野猿ドラフトでノリさんを引き当てたCDショップを見学(どれだけの人がわかるんだ、このネタ)、ちっちゃなお店でした。

秋田に戻ります。ちょうど「リゾートしらかみブナ編成」(漢字が出ません。木へんに無)の試乗会が行われていたので、見てきました。コンパートメントが素敵です。座敷にもなります。

普通列車で大館へ、3分の乗り継ぎで花輪線の普通列車へ。どちらも乗車時間は3時間近く、ひたすら、普通列車。読書に耽ります。

好摩で下車。近くのコンビニで、盛岡冷麺と稲庭うどんのカップ麺(258円位する本格タイプ)を見つけました。ついでにバゴーンも確認しました。夕食にありつけそうにないので食べたいところではありますが、電車の中でカップ麺はいかがなものかと思い、やめました。買いたかった・・・・・・。ここからはIGRいわて銀河鉄道&青い森鉄道。快速八戸行きに乗ります。

八戸から普通青森行きに乗り、向山という小さな駅で降ります。ここがユースホステル最寄り駅。露天風呂があるという話でしたが、故障中でシャワーしか使えないとのこと。至極残念。

3月22日(土)

今日最低限やることは、新幹線(一ノ関以北)と北上線・田沢湖線の乗りつぶし。そのため、午前中は十分な時間があります。

普通列車で三沢(隣の駅)へ。三沢漁港でほっき貝食べ放題のイベントをやっているようでしたが、駅から港は遠く、断念しました。十和田観光電鉄に乗って、十和田市へ行きます。1時間ほど市内を散策しました。八甲田山がきれいです。

三沢へ戻り、「つがる16号」「はやて16号」で盛岡へ。たまには中心部へ行こうと思い、バスに乗って冷麺屋を探しました。中心部を行き過ぎてしまったので難儀しましたが、冷麺にありつきました。でもいまいち。

新幹線で北上へ行き、北上線へ。そして、鉄ちゃんにはあまりに有名な「ほっとゆだ」駅で一風呂浴びます。期待してはいけません。温泉ではありますが、中に信号機が付いていたりしますが、単なる公衆浴場です。でも200円は安いです。それに、駅前の観光案内所はくつろげるところです。景色もきれいです。

疲れが出たのか、知らない間に横手に着いていました。掃除のおじさんに起こされました。

普通秋田行きで大曲へ。その間、まだ山形の宿を確保していないので、携帯をフル活用して宿を探しました。直接ホテルに電話するより、宿案内のサイトを通した方が1,000円も安くなるとは驚きでした。

大曲から「こまち30号」で仙台へ。車内販売の弁当を当てにしていたのですが、売り切れ(哀)。その後、はやて側から回された弁当(最後の1個)をなんとか確保しました。なので、仙山線の車内で夕食。向かいに座ったおばちゃんに「美味しいですか?」と話しかけられてしまいました。

ようやっと山形着。オンエアバトルが米軍の会見で40分押し。CDTVとのコンボができなくなってしまいました。残念。

3月23日(日)

7:10発の左沢線始発で、左沢まで一往復しました。寝不足と早起きと朝日が気持ちいいのとで、眠いのなんの・・・・・・。

山形へ戻り、駅構内のすかいらーくで朝食。フレンチトーストにメイプルシロップはともかく、マーガリンはつけるものなのでしょうか。

9:35発「つばさ108号」は、山形始発にもかかわらず座席は一杯。もちろん指定席は満席で取れず。米沢では通路に立ち客があふれてしまいました。おかげで車内販売が回ってこず、峠の力餅が買えませんでした。福島で併結する「Maxやまびこ108号」に移りました。車販から仙台の牛タン弁当を手に入れました。

久々の上野駅です。でも長居はせず、「フレッシュひたち25号」で偕楽園へ行きます。これで日本三名園完訪です。ちょうど梅が満開でした。のんびり歩き回りました。隣にある常磐神社で、今年初(たぶん唯一)のおみくじを引きました(200円は高いと思う)。厄年なのに大吉でした。一応、厄除けのお守りも買いました。

バスで水戸駅へ行き、水郡線に乗ります。国鉄のにおいが残る路線でした。でも、長い。

郡山の気温はわかりませんでした。「なすの258号」(200系16両編成)で国鉄の香りを楽しみました。営業していないカフェテリアは寂しいです。

大宮から京浜東北線で東京へ向かいました。これも、乗りつぶし。

東京からは「ムーンライトながら」で名古屋へ帰りました。大船過ぎてから(0:35頃)検札に来ないでよ、寝てるんだから。でもあまり深くは眠れず。

お帰り、名古屋。で、おしまい。


別の視点から書いてみた。