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■ 昔の地図帳

会社帰り（午後11時過ぎ）に本屋に寄ったら、昭和25年版の中学地図帳（復刻版）が売っていまして、思わず見入ってしまいました。

当然この時代ですから、九州と奄美の間に国境線があったり、アフリカは列強の支配下だったり、中国大陸は「チョンホワ（中華）民国」、朝鮮半島は全土が「ハーヌ（韓）民国」だったり。

このへんからマニアックですよ。

そんな中、目を引いたのは「世界の航空路線図」の中の、「シュミア」という島。場所はアリューシャン列島の先のほう。当時は長い間空を飛べなかった（ジェット機が導入される前の時代）から、補給基地としていたのでしょう。アンカレジのように。

とりあえず携帯でGoogle様にお伺いを立てましたが、ヒットせず。この時点で相当なマニアックさが漂ってきます。

しょうがないので、帰宅後にGoogle Earth様で直接「シュミア」がありそうなところを探しに行きました。

ありました、シュミア島（Shemya Island）。アッツ島の東ほぼ隣。Wikipedia様でも、英語版しか出てきません。それによると、太平洋戦争中にアメリカ空軍の基地として作り、1950年代に燃料補給基地として使われたとのこと。冷戦中はソ連に一番近い基地として重要だったとか。また、Google様で検索し直したところ、ノースウエスト航空が1956年にこの島を借り上げ、独自の空港としていたようです。詳細は情報が少なくて（あっても英語）不明。

あ、結局その地図は買いませんでした。2000円はちょっと・・・。