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※意見には個人差があります。(c)さだまさし

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2005年05月10日(火) [長年日記]

さらば日本

今日から、なんと、船で台湾に行きます。

滅多にできない経験なので、手続きを事細かに書いておきます。

石垣港出港まで

10時半までに有村産業(フェリー会社)の代理店である美崎運輸の営業所に行きます。ここで旅行会社発行のクーポンと乗船券を引き換えます。

もう船は入港してるということなので、フェリーターミナル(徒歩2分)に向かいます。ここでは警備のおじちゃんに名前を確認されます。確認だけ。で、船に乗り込むよう指示されます。

船に乗り込むと、ロビーに入国管理の方々が3名おります。

まず、パスポートを見せます。表紙裏の、名前や写真が載っている肝心なページをスキャンされます。で、本人か確認されます。

次に、ビザの有無を聞かれます。30日以内の滞在ならビザはいらないので、持っていないと答えます。そして、パスポートに出国のスタンプを押されます。ちなみにこのスタンプにはどこから出国したかも書かれていますが、ISHIGAKIと書かれたスタンプが押されるのは、この船を使った場合のみです。マニアック。

それが終わると、書類を渡されます。入国カード(入境登記表;Disembarkation Card)、中華民國海關申報單(海運)(Customs Declaration)、伝染病予防調査アンケートの3つです。前2つは中国語繁体字と英語の併記、伝染病アンケートは表に日本語、裏に中国語で書かれています。これらを台湾に着くまでに書いておくよう指示されます。

あとは、船の受付で座席を案内されます。で、おしまい。

11時半ごろ、石垣港を出港しました。定刻(11時45分)より早い気がするけど。

与那国沖を航海中

雨降っていて、島は見えませんが。なんとか携帯の電波が届いてくれています。

ビールやたばこが免税になってます。キリン一番搾りが一本150円とか、たばこ1カートン1500円くらいとか。

そういえば、いつの間にか船内の時計が台湾時間(日本より1時間遅い)になっていました。

基隆港入港

現地時間の17時半過ぎ、台湾の基隆(キールン)港に到着。

港の雰囲気が、というか街の雰囲気が、なんだか日本とは違います。薄暗くなっているせいもあるけれど、、、。

日本の港は工業地帯のど真ん中にあって、生活のにおいは感じられないのだけれど、ここ基隆は港のすぐ近くが生活領域。ごみごみしていて、それでもがんばってるぞ、という雰囲気。わかりにくいな。

台湾入国

もちろん、到着したからといって、すぐには降ろしてくれません。まずは入国審査。

船内に台湾の係員が2名乗り込んできて、石垣港のときと同じようなスタイルで(なぜか場所はロビーでなくホールだったけど)場をセッティング。その間、乗客は荷物をまとめてロビーに置いておき、準備が整うのを待ちます。

15分くらいして、入国審査が始まります。入国カードとパスポートを提出。パスポートにスタンプを押され、入国カードがホッチキスで綴じられ、返却されます。特に何も言われませんでした。

これで晴れて台湾上陸、、、ではなく、伝染病検査。といっても、書類を渡して、体温を測られただけでした。

で、ようやく、荷物を持って下船。タラップを降りたところにバスが待っているので乗るように、と指示されます。

全員乗り込んだところでバスは出発。税関へ連れて行かれます。

書類を提出し、荷物検査(といっても、バッグの上から触って、口頭で確認されて、おしまい)を受けて、全手続き完了です。

建物の2階にある両替所で、日本円を台湾元に両替します。

なかま

この日の乗客は、台湾人5人、外国人11人の計16人。外国人のうち日本人は10人。と、入国審査のときに見えた書類に書かれていました。

入国審査が始まるのを待つ間、一緒に乗っていたバックパッカーの女性(たぶん歳は同じくらい)と、しゃべってました。

彼女も一人旅で、台湾は初めて。「海外はいつも友達にくっついて来てたから」と言いつつ、いつまで台湾にいるかも、初日にどこの宿に泊まるのかも決めずにやってきていました。(その場合ビザがいる)

入国審査の際に(英語で)いろいろ聞かれて、3日以内に台北の入国管理する事務所に来るように、と言われていました。

強い人だよ、あなたは。

もっと話を聞きたかったのですが、同室だった台湾人のおばさんに宿を紹介してもらえるから、ということで、税関審査が終わったところでお別れ。

無事に良い旅をしてくれるといいなぁ。と願ってます。

基隆→台北

鉄道での移動を考えていたのですが、どうやって切符を買えばいいのか、よくわかりませんでした。

で、結局、窓口で「台北」と一言言えば済む、高速バスで移動しました。


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