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2023|03|
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2006年06月14日(水) [長年日記]
■ 農政改革
この法律は、簡単に言うと、大規模農家を支援して農業生産のコストを下げましょう、というもの。
なんでも、米を作るのに日本はアメリカの10倍コストがかかっているそうです。食糧自給率の低さ、対外圧力などを考えれば、農業をちゃんと産業、商売として考えるのは当然、むしろ今ごろやっと、という感じです。コメ輸入自由化で大騒ぎしたのは10年以上前、細川政権での話。それから今まで何してきた。
が。うちのような小規模米作農家にとっては存亡の危機。「農業やめろ」と言われたようなものだから。*1
確かに、今うちで作っている米のコストを考えたら、買ってきた方が安いと思います。せっかくの休日をつぶして農作業するのは大変だし。
だから、近い将来、親父が「米作るのやめる」と言い出すかもしれない。それに俺は「しょうがない」と答えるだろう。親父は若いほうだから、親父がやめると言い出した頃には、近所はとっくにやめてるのかもしれない。
けど、家に田んぼや畑がある環境に生まれ育ったことを、ありがたく思ってる。できれば子供にも、そういう環境を与えてやりたい。
という、重大な問題なのです。
それなのに世間関心の薄いこと。日銀総裁が村上ファンドに投資してたから云々って、そんなのちーさいことじゃないか。
*1 もちろん反対もありました。その結果、いろんな特例がついた代物にはなりました。
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