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2023|03|
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2003年06月01日(日) [長年日記]
久しぶりに、ツーリングへ行ってきました。
昨日から台風接近による雨が降っており、いくら昼には上がるとはいえ、体の疲れを考えたら見送るのが賢明だと思いました。でも今日を見送ると、来週は名大祭だし、再来週は中間発表会直前。3週先まで機会はありません。しかも、そのころは梅雨真っ只中です。
ということで、雨が上がり次第出発することにしました。
まず朝6時、目が覚めて外を見ると、雨が降っていました。なので、また布団に潜りました。
次に、朝8時。二度寝から覚めて外を見ると、雨は止んでいました。なので、出発です。
いつものツーリングでは夜明け頃に出発しているので、朝9時出発というのはかなり遅い部類に入ります。しかも常々考えていた「紀伊半島縦断」をやろうとしていたので、時間的に厳しいのは目に見えています。極力、走りに徹します。とりあえずは、昼食でラーメンを食べるために、天理へ向かいます。
名四国道、国一、名阪国道・・・は走れないので旧道を突っ走りました。しかし、台風一過で風がとても強く、また時折雨が降ってきます。なかなかペースが上がらず、天理に着けたのは2時少し前でした。150kmを休憩込みで5時間弱なら、本当は悪くないペースなのですけど。
天理では彩華ラーメンを食べました。1年ぶりです。
予定通り紀伊半島を縦断するとなれば、現在の行程はまだ1/4程度を消化したにすぎません。ところがすでに2時過ぎ、これでは名古屋に帰るのは夜明けになってしまいます。それは体力面できついので、紀伊半島縦断はまたの機会にすることにしました。
その代わり向かったのは、明日香村。前々から、どれくらい前かと言えば小学校時代から、「奈良に行って飛鳥に行かないのは片手落ちだ」と思っていました。それだけ、行ってみたい場所ではありました。
飛鳥にはいろいろな史跡がありますが、歴史には詳しくないので有名どころの石舞台へ行きました。
当たり前かもしれませんが、石舞台は古墳です。教科書に載っている大きな二つの石は、石室の天蓋に当たります。本来ならその上に封土(盛土)があって天蓋は見えなくなっているのですが、長い年月のうちに流されたのか、意図的にはがされたのか、封土はありません。
石室の中に入ることもできます。1300年も前にこんな空間を作ったとは。歴史の重みのようなものを感じました。そもそも、古墳というものをちゃんと見たのは初めてだと思います。
付近の公園も含めて1時間ほど散策した後、明日香を後にしました。温泉に入る時間を確保した上で、日が暮れる前に青山の峠は越えておきたいと思ったからです。
奈良県の道は大半が交通量の割に狭く、よく渋滞します。幹線道路にふさわしい道幅を持っているのは、名阪国道と西名阪、それに阪奈道路(と第二阪奈)くらいだと思います。紀伊半島縦断ルートも、大半は断崖絶壁にへばりつく狭路です。明日香から大宇陀へ抜ける県道を選んだのですが、杉林の中を抜ける狭路でした。
大宇陀の道の駅で、日本酒を(1,100円)を買うかどうか、どこの温泉へ行ってどのルートで帰るか、散々悩みました。あっちへ行こうとして、やっぱやめ、こっちへ行こう、でもこれはちょっと、云々。鬱のどん底で見られた優柔不断の症状を呈してきたので、これではいけない、行かなかったほうは後日行けばいい、えいやっ、と決めました。結局、日本酒は買いました。
決めたルートは、日が暮れても峠越えが安全にできることがわかっている、名張経由のR165です。そして、榛原で温泉に浸かりました。ああ、気持ちいい。幸せです。とっても。
所持金がピンチになったので名張で郵便局を探しましたが、日曜の夕暮れという時間では、すでにATMは稼働していませんでした。では銀行から、としたかったのですが、他行利用はできない時間帯でした。このあたりでは、まだコンビニで預金を下ろすことはできないようです。仕方ないのでがんがん飛ばして、津で預金を下ろしました。無事、稼働時間に間に合いました。
それから、R23をがんがん飛ばして、11時半には家に着きました。モナコGPの放送に間に合いました。行きの向かい風が、帰りには追い風になったのでしょう。かなりのペースでした。
走行距離、371.7km。久しぶりにしては、よく走ったと思います。400の大台に乗らなかったのは、ひとえに出発が遅かったせいでしょう。
久々なので、さすがに疲れました。お布団直行、おやすみなさい。
余談ですが、天気予報で用いられる奈良県南部の地名として「風屋」というのがありますが、これは十津川村の字名です。十津川村といっても広いんですけどね。奈良県の1/5の面積を占めてますから。
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